太陽光発電と電気の買い取り価格 太陽光発電は、地球の温暖化への認識や、二酸化炭素の放出、 限られた量の石油や石炭などの化石エネルギーへの不安などの理由から、 随分以前から注目はされていたのですが、 設置費用や本体の金額が高額です。(一般的な住宅で、250万円ぐらい必要といわれています。) 国からの補助金制度も、取り付けるときに一般住宅で21〜25万円支給され、 (詳しくは、太陽光発電普及拡大センターで調べてください。) 設置後は、作られた電気を電力会社に売ることにより、 負担をなるべく少なくするようになる制度があります。 それでも、個人への負担としては、かなり大きいので、なかなか普及しませんでした。 投資金額を回収するには、20年以上必要なので、 太陽光発電の部品の耐久年数とか、 建物自体の耐久性や、メンテナンス費用の問題もあり、 よほど地球環境に興味のある人か、そのような仕事に従事している人々しか、 太陽光発電の設置に興味がありませんでした。 電気は、基本的に貯めることはできません。 蓄電池に貯めることは可能ですが、まだまだ現在の蓄電池ではロスの量が多すぎるので、 あまり実用的ではありません。 そこで、太陽光発電で、発電した電気で、自分の家で使い切れない分は、電力会社に売ることになるのですが、 今までは、電力会社の買い取り金額が安すぎて、 太陽光発電のシステムの耐久性などの面から考えても、 あまりお得感は、ありませんでしたが、 (もちろん、地球にやさしいという観点からは、すばらしいです。 ある資料によると、 家庭用の一般的な太陽光発電では、平均的な大きさは、3kwなので、 1年間で、石油の原油量だと730リットル使用するのと同等だそうです。) (しかし、こうゆときのたとえとして、東京ドーム何個分とか、原油量いくつとか言われますが、 これって、わかるようでわからないたとえだと思いません?) 2009年の11月から、今後、10年間という限定期間ですが、 この電気の買取値段が、現在の買取値段の2倍になり、 それにより10年から15年で、導入コストを償却できるようになりました。 ただし買い取り期間は、買い取りを始めた月から10年間だそうですから、 来年取り付けても、そこから10年間だそうですが、 平成23年度から設置の太陽光発電は、料金の見直しがあるので、 買い取り値段は、変わるそうです。 限りあるエネルギーから、自然エネルギーを推進するために、 必要なことだと思いますが、 買い取る予算は、太陽光発電促進付加金(太陽光サーチャージ)と称して、 各家庭の電力料金に上乗せされるそうです。 その点だけが、なんだかなぁ、、、。