新建材は、現在では全てのメーカーが、
シックハウス症候群の元凶といわれているホルムアルデヒドなどの
人体に有害な放散物の基準値をクリアーしたと公示しております。
ただしそれは、あくまでも基準値のクリアであって、
100%排除したものでは、ありません。
我が社も『天然素材を中心に工事をしている』のですが、
本当に安全かは、不明瞭ながら、
基準値をクリア建材も使用します。
『健康に注意をしている工務店』と言いながら、
なぜ新建材を使うのかというと、
天然素材は、現代の住まいの人達に合わないからなんです。
なぜ合わないかというと、
例えば天然素材としてもっと多く使用される無垢床材は、
新建材に比べ、とても柔らかいので日に焼け安く、傷にはとても弱いです。
それを承知で、天然の『味』と取るか、『見苦しい』と取るかは、
個人的なものですが、
ほとんどの方が、『美しくない』と思われるようです。
天然の建材は、呼吸をしたり、湿気を調整したりするように、
思われていますが、漆喰(しっくい)などは、
湿度調整は、出来ません。
(もしも、出来るのなら、何故蔵などの外部に使われるのでしょうか。)
私達は、色々な方面から吟味して、床材は傷のつきにくい新建材と、
調湿性能とホルムアルデヒドなどの分解能力に優れた、
珪藻土仕上げの天井と壁を、おすすめしています
私どもがおすすめする、珪藻土は、
当たり前の事ですが、新建材は呼吸しません。
天然の建材を使い、木の香を感じたり、湿度を調整したり、
より自然に近い環境を住まいに取り入れていきたいと思っています。
コスト的には、天然の建材は、メーカーの新建材には勝てません。
でも、そういう天然の建材を、
せめて寝室に、取り入れてみては、いかがでしょうか?
『眠る』ということは、
大切な時間で人間がもっとも無防備な時間だと思います。
無防備な時間だから、新建材に囲まれた部屋ではなく、
天然の素材に囲まれた自然の部屋で、おやすみ下さい。
|