太陽光発電は、ご承知のように、
太陽光発電パネルを屋根の上に乗せて発電させるものですが、
どこのメーカーも取付方法は、新築でもリフォームでも同じで、
屋根にドリルで穴を開けて、粘着性の高いシートを貼り付け、
取付金物をビスで固定して、
ビスの上にもう一度粘着性の高いシートを貼り付け、
金物にパネルをビスで固定するのですが、最後にそのビスに、コーキングで処理をします。
基本的に、3重の処理をするのですが、施工の問題点が何カ所かあります。
まず、屋根の状態の問題点。
これは、屋根瓦の下の構造用合板と、屋根の下地材が、十分な強度があるかどうかです。
新築時には、あまり問題ないかと思いますが、
リフォームの場合、
屋根が何度も高温になったり、低温になったり、湿気の影響を受けたりして、
屋根の下地材にダメージがあるので、
新築時から、4年を過ぎた建物には、太陽光パネルは、
基本的に開発メーカーの考えは、乗せないでほしいし、
もしも乗せるのなら、屋根の十分な強度を確保してほしいとお願いしています。
しかし十分な強度を確認するためには、
屋根瓦や、構造用合板を捲らないと確認できないはずなのに、
私の近所でも、同業者に話を聞いても、そんな工事をした家は、一件もありません。
また、粘着性の高いシートを貼り付けることや、
コーキング処理の耐久性は、何年なのでしょうか?
一般住宅の太陽光発電が始まったのが、2000年頃で、急激に増えたのは、2009年頃でした。
コーキングは、年々劣化して堅くなり、ひび割れが起きて、水が浸入したりします。
また、台風や、強い風、地震などで、固定しているビスが、緩むことがあると思いますし、
緩んだ隙間から、雨が進入する可能性は、十分あると思います。
屋根材が、太陽光発電のパネルなら、あまり問題は無いと思うのですが、
やはり、後から屋根に穴を開けるのは、、、、かなり不安です。
それにしても、4年以下の屋根は、絶対に安全なのでしょうか??
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